1.生活習慣病に良い有酸素運動とは
よく、生活習慣病やダイエットには、食事療法と運動療法と言われています。
そして、運動は、有酸素運動が勧められていることが多く、それは
間違いではありません。
有酸素運動としては、ウォーキングやジョギング、エアロビクス、
サイクリングなどの長時間継続して行う運動が紹介されています。
更に、注釈として、ウォ―キングは、額に汗がにじむ程度に速足で
30分以上とかいうのも、すべて正しいことではあるのですが、
生活習慣病と診断されたばかりのあなたに果たしてそれがふさわしいか
どうかが問題なのです。

そもそも生活習慣病になった主原因は、食べ過ぎ、運動不足なのです。
そのような人が、速足で30分も歩くと、それはある意味無酸素運動に
近い状態になっているかも知れません。
もちろん、ある程度の期間継続した上で、徐々に速足で30分に
近づけていくことは賛成ですが、最初にそのようなマニュアル通りの
運動を開始したのでは、それこそ、二度と運動療法などやろうという
気にならないかも知れません。
なので、私がおすすめする有酸素運動とは、とりあえずは、
「歩くことに慣れること」が基本です。
そして、これから長い時間をかけて続けていくのに、最初から身構えて
いては、すぐに心も身体も疲れてしまいます。
まずは、靴を履いて、一歩外に出てみることから始めるのです。
やがて、決まった時間になると無意識に靴を履いていた、という習慣が
結果的には、腹回りが○cm 縮んでいた、体重が〇kg 落ちていた、
最終的には、血糖値も血圧も下がっていた、ということに気が付く
ことになるのが、実は最も失敗しない理想的な運動療法の姿なのです。
ダイエットもしかり、1週間で5kgなんて無理に痩せる必要がありますか?
無理をすれば、必ずその反動があるということは、自然界の鉄則なのです。
2.有酸素運動がなぜ良いのか
生活習慣病に有酸素運動が良いとされるのには、それなりの理由があります。
それは、単に内臓脂肪を落とすというだけではありません。
加齢や運動不足で衰えてしまった筋肉の復活に役立つとともに、
歩くことは同時に骨を鍛え、骨粗鬆主の予防にもなります。
更に、血液の循環が良くなることで、体全体の健康に貢献することにもなります。
つまり、筋力、体力が増強されることにより、関節や骨も丈夫になり、
血行の改善が抹消血管を強め、心肺機能を向上させることにつながり、
血糖値や高血圧、脂質異常症の改善にも役に立つようになるのです。
始めるきっかけは生活習慣病であっても、ダイエットであっても、
そこから得られる効果は動機を超えた遙かに大きなものなのです。

そして、一番の魅力は、1人だけでも、器具がなくても、お金がなくても
いつでも、どこでも始めることができることです。
通勤、通学、買い物などで、自分の体力に合わせて実践するだけで、
生活習慣病予防をはじめ、健康作り、体力作りが自然にできてしまうんです。
但し、糖尿病などで、すでに薬物療法を行っている人は、
指導医師と相談の上、正しい方法で実施する必要があります。
また、余裕があれば、運動前後の一定の時間に血圧も測定しておきましょう。
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