生活習慣病の不思議な公式 ┃糖尿病+高血圧=心臓病・脳卒中+α?


1.糖尿病と高血圧が合併すると

2型糖尿病も高血圧も患者数は多く、周囲を見回しても必ず何人かは

見つかります。

結果、妙な連帯感のようなものが生まれ、お互いに慰め合って治療を

おろそかにするケースが非常に多いのですが、いわゆる生活習慣病と

呼ばれる、糖尿病・高血圧・脂質異常症などは、単独でも心臓や脳の

病気の危険因子であり、それが合併することで、そのリスクは更に

高くなると言われています。

      

つまり、これらが合併することで、動脈硬化が急速に進み、

心臓病や脳卒中のリスクの確率も一気に高まることになります。

糖尿病だけでも、動脈硬化の危険性が高いので、両方が合併している

場合は、早急に対策を講じる必要があります。

ただし、最近の世界の研究によると、我々が高血圧、脂質異常と

呼んでいる数値に、かなりの開きがあるようになってきました。

なので、明らかな異常数値が出ていない限り、糖尿病対策をする

ことで、意外に両方が改善されるケースもよくあります。

そこで、まずは、血糖値コントロールから始めるのがいいかも知れません。

2.血圧の目安

まずは、比較的心配のない血圧を考えてみましょう。

というと、お偉い人から、お叱りを受けそうですが、実は血圧というのは、

以前は年齢プラス90と言われていました。

つまり、60才なら上が150という基準でした。

      

しかし、薬屋さんの事情、政治家の事情で、その基準はコロコロ変更されて

現在は130といった世界一厳しいとんでもない基準になっているのです。

言ってみれば、製薬会社の儲かり具合で決められているということになります。

そして、医療に携わる良心的な人は、今でも年齢プラス90を唱えています。

何が言いたいかというと、そのように適当に決められた高血圧の基準に従て

生きることの無意味さです。

戦後まもなくの頃は、栄養事情から脳の血管がもろく、そのため脳出血で

亡くなる人が死因のトップでした。

ところが栄養事情が改善された現在は、脳出血死は少なく、脳の病気による

死因も4位と交代し、その内訳も脳梗塞が大半を占めています。

そして、血圧を下げる薬を飲んでいる人に圧倒的にその数が多いのです。

       

本来なら高くもない血圧を高血圧と診断され、飲まなくてもよい薬を飲む

ことにより脳梗塞を発症しているということになるのでしょうか?

3.血糖値の目安

血糖値の基準は、従来より空腹時血糖値もHbA1cもどちらも約1割ほど緩く

なりました。

しかし、こちらはむしろ厳しめの方がいいというのが、糖尿病を研究して

いる医師の一般的な見方ということになります。

      

こちらも、かさみ続ける医療費を抑制しようとする政治家の意向が働いて

いるのかどうかはわかりませんが、血糖値というのは、やはりさまざまな

病気の元になることが多いので、ここはしっかりと管理しておきたいところ

です。

そういう意味からも、私は血糖値と血圧なら、まず血糖値の改善をはかる

べきであると考えています。

      

いずれにしても、このような医学界の根拠のない数字は、ときの情勢により、

都合の良い解釈がされ、我々はそれに利用されていることも多いのです。

どのように基準を変えても、人間の体というものはそれほどコロコロ変わる

ものでもありませんので、医療機関から提出される数字はあくまでも参考にして、

健康であるための自分自身のガイドラインを見つけていくことが大切です。

doctor-k

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