1.高血圧という不思議な日本の基準
アメリカでは最大血圧180mmHg以上、最小血圧110mmHgという
降圧剤服用基準があり、一般的な世界的基準となっています。

日本でも、1987年に厚生省(現厚生労働省)は、この基準に
準じた、最大血圧180mmHg-最小血圧100mmHgという基準が
設定されていました。
ところが、なぜか日本だけは、その基準をどんどん下げ、2008年
からは140-90ということになっているのです。
しかし、首都大学東京名誉教授の星 旦二先生が行った調査では、
高血圧の治療を受けても、受けなくても生存率に変化なしという
結果が出ていると言われていますし、
医師によっては、以前から言われている「年齢+90」を採用して
いるところもあるようです。
実際これなら、ほとんどの人が高血圧と判定されることがなくなります。
すると困る人が出てくる訳で、そこのところが日本独自の奇妙な高血圧
基準になっていると考えられるのです。
2.降圧剤を飲むリスク
日本独自の厳しすぎる高血圧基準を超えただけで、医師からすぐに降圧剤
を勧められ、世界的には血圧を下げる必要もない人が、無理やり薬で血圧
を下げているという変わった治療法が日本には存在するのです。

降圧剤を飲んで血圧を下げても、生存率が上がる訳でもなく、むしろ認知症
などのリスクの方が多いとさえ言われているのに、それでも今なお血圧140
後半で、診断結果D判定という経験は誰にでもあるのではないでしょうか?(笑)
私は、血圧に関しては常にD判定、結果総合判定もDという健康診断結果を
もらいますが、今まで一度もそれ以上血圧の指導を受けたことがありません。
しかし、糖尿病などの別の病気と合併している場合は、楽観視できません。
とは言っても、それほど神経質になる必要もなく、むしろ血糖値を下げる
ための努力をすることが先で、意外に血圧も一緒に下がるという例が少なく
ありません。
なので、他の病気がなく、単に高血圧だけなら、昔の基準の「年齢+90」で
いいのではないかと思うのです。
先進的な医師ほど、日本基準を高血圧と認めておられないようで、
そこのところが実際救いになっています。
doctor-k